今回の台湾旅行で行ってみたかったお店のひとつ、「臻味茶苑」さん。
迪化街を、永楽布市場から、てくてく歩いて北上したところにあります。
こちらのお店は、台湾観光協会のプロモーションビデオ・福山雅治編に登場した
お茶のお店だそう。
「Time for Taiwan」2014スペシャル Ver.観光親善大使「福山雅治」編→コチラ。
台風が近づいてきていることもあって、この日の迪化街は、静か。
しかも、このあたりまで来ると、観光客を見かけることは全くなく…。
お店が営業しているかどうか不安でしたが、入口が開いていたので、
どうやら営業しているよう。
「こんにちは~」と言いながら、中に入ってみると、昔なつかしいような空間が
広がっていました。台北ナビによると、古い建物をそのまま使っているそうで。
(以下、お店の方の許可をいただいて撮影しています。)
お店の奥から入口方向を見た感じ↓
古めかしい棚には、大きなお茶の壺が並べてありました。
これだけ見ても、お茶の種類がいろいろあるんだなぁというのがわかります。
これは、何であろうか??何に使うのだろう??
店内に日本語の説明などなく、「~茶:~元」というわかりやすい値段表記もないので、
お店の方に、いろいろ伺ってお茶を買い求めることに。
カウンターのようなところに腰かけ、試飲させていただくことにしました。
簡単な日本語の説明書きが、カウンター上にありました。
お茶を入れるときに必要な道具類。
そして、この方が今回お茶を入れて下さったお店の方。
日本語はお話しになりませんが、とてもやさしい眼差しをされていて、
話し方もとっても穏やかな方でした。
お茶の種類、標高によって味がどう変わるか、入れ方などを教えてくださりました。
阿里山は、知っていたのですが、梨山は知らなかったので、「どのへんですか?」と
尋ねると、地図を出して説明してくださったり。
「香りも楽しんでください」と。
ああ、美味しい。自分で同じように入れてもこのような味にはならないような気がする。
3種ほどお茶を入れていただきました。
「入れた後の葉っぱを見ても、それぞれのお茶によってこんなに違うんですよ。」と
葉っぱを見せてくださいましたが、どれがどれだったかよくわからず…(汗)。
ぴょんさんが、
「この人(←私)は、福山雅治のファンで、それでこのお店のことを知って来ました。」
みたいなことを言うと、店員さんは、「フクヤマサン!!」とおっしゃって、
タブレットで台湾観光協会のPV を見せてくれました。
「6月にコンサートを台北でやりましたね~」と。
福山のコンサートの様子、台湾でも大々的に報道されていたようです。
先日、NHK の「SONGS 」で福山の台湾コンサートの様子が放送されていたのですが、
台湾ドラマの主題歌も歌っているそうで。すごいぞ、マシャ!
そのドラマの主人公が「イタキス」のジョセフ・チェン(鄭 元暢)で!!
久々に見たジョセフは、一層カッコよくなっていた~求む!日本での放送!!
イケメン2人の2ショット映像、とっても素敵でした~
話がそれました。
お茶をいただきながら、まったりし過ぎて、時間がたつのも忘れそうでした。
私が今回購入したのは、「凍頂烏龍茶」と、「東方美人」。
やはり、凍頂烏龍茶が大好きなので。
そして最後に、お店の方が、
「私、“書”をたしなんでいるので、よろしければ、私の書いたものをお持ち帰りください。」と。
「春眠暁を覚えず~」という孟浩然(もうこうねん)の詩。
はるか昔の高校時代に漢詩の授業でやったわね~。
ありがとうございます。素敵な記念になりました
今回の旅では、茶芸館に行かなかったのですが、こちらのお茶のお店で
試飲させていただきながら、さまざまなお茶を味わうことができました
何より、お茶についての、いろいろなお話を伺うことができて嬉しかったです
旅行中、一番心落ち着くひとときだったのではないかと思います。
そして、台湾に来るといつも思うのですが、茶器や入れ方にもこだわって
中国茶をいただくことも大事ですが、入れ方の最低限の基本ルールを守って、もっと気軽に、
家にある道具(日本の急須や茶碗など)でお茶を楽しむのがいいんじゃないかと。
日常生活の中で、日本茶も中国茶も紅茶も、楽しみながらいただきたいな
帰国してから、家で「凍頂烏龍茶」をいただきました!
まあ、美味しいこと、美味しいこと。輝くような黄金色の美しいお茶をいただきながら、
台湾の思い出に浸っております。
さてさて、お茶も買ったことだし、タクシーでホテルへ戻ります~。
台風がさらに近づいてきて、風も一層強くなってきました。