地下鉄・六本木一丁目にある「泉屋博古館(せんおくはくこかん)分館」で開催中の展示会、
「木島櫻谷(このしまおうこく)~近代動物画の冒険~」を見てきました。
泉屋博古館は、住友家の所蔵する美術品を展示してある美術館。
京都・鹿ヶ谷に本館、東京・六本木一丁目に分館があります。
木島櫻谷は、明治~昭和戦前に活躍した日本画家。
櫻谷の目を通して描かれた動物たちが、生き生きと描かれていて、素晴らしかったです!
京都の山奥や、京都市動物園にいる動物たちが、どのような感じでそこにたたずんでいたかが想像できました。
動物の毛の一本、一本まで繊細に描かれていて。
ライオンの黄金色の毛の中に、白い毛が数本混ざっているのを見て、
「ぴょんさんの白髪みたいだな…。いや、ぴょんさんのほうが白髪多いな…」と思ったり、
「リス、美味しそうに、モグモグ食べてるな…」と思ったり。
どの動物たちも、とても可愛らしく見えました。
勇ましく描かれている獅子や鷹でさえも、可愛らしく見えてしまうのが不思議。
櫻谷の、動物に対してのやさしい眼差しが感じられる美術展でした。
今回のチケットで、4月からの、櫻谷の展示会(屏風絵)も鑑賞できるとのことなので、そちらも楽しみです。
泉屋博古館や、大使館、なんとかヒルズが立ち並ぶこのあたりの桜が、8分咲きくらいのときに行きました。
数日前に通ったときは、3分咲きくらいだったのに、
少し気温が高くなると、一気に咲いてしまう桜。
もう少しゆっくり、時間をかけて満開に向かってくれればいいのにな…。
次の櫻谷の展示会のときには、初夏の陽気になっているかも…(^^;)